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不思議コメディーと東京の風景

おもいっきり探偵団 覇悪怒組 第1話『怪人魔天郎現わる!』 ACT1-2

第1話、ヤスコ初登場シーンのロケ地はかつて練馬区内にあったお屋敷。
数年前に取り壊されて敷地全体が整備され、現在はご覧のような住宅が建ち並ぶ区画となっている。

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ここは第6話『透明人間』で金成千吉の家として再使用され、そちらには建物の外観も映っている。同時期の他の東映作品で使われることも多く、不思議コメディーシリーズでは「ペットントン」でも立派な建物と庭が確認できる。

(撮影:2019年2月 Special Thanks to モリリンさん = ロケ地まち案内 主宰)

おもいっきり探偵団 覇悪怒組 第9話『宿敵!辛切警部現わる』 ACT3

魔天郎が投げたバラの花は、ヤスコの手の中でメッセージカードと小さな機械に変わった。
機械のスイッチを押すと近くの茂みが爆発し、奥からヒロシ(演・渡辺博貴)たちが出てきた。彼らは秘密基地とつながっている穴を通り、ここへやって来たのだった。

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練馬区大泉1丁目にある中里の富士塚。ヒロシたちが出てくる穴は今は塞がれている。
「この穴は防空壕だった」という記述をウェブ上で見かけましたが、本当にそうなのでしょうか?

魔天郎のメッセージカードには、宝石強盗犯の居場所が記されていた。
ハード組は港の倉庫に潜入し、見事犯人を捕まえる。

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H09-19d.jpgH09竹芝ふ頭住宅地図1987
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クライマックスは港区海岸1丁目、竹芝ふ頭。現在、小型船発着所となっている一帯を中心にロケされている。竹芝ふ頭は1980年代後半から埋め立てによる拡張工事が行なわれ、施設がほぼすべて取り壊されたため、当時の面影はない。画像は可能な限り映像と同じ位置から撮影を試みたが、若干の差異はご容赦願いたい。また、意識的に画角を広めにしているものもある。
映像の俯瞰の3カットは建物の屋上からの撮影。参考用に掲載した住宅地図は(株)ゼンリンの1987年4月版で、最初の2カットが①の建物から、3カット目は②から撮られている。
最後のカットでハード組が潜入するのは、住宅地図で“鈴江組倉庫(株)竹芝ソーコ”と表示されている建物のうち、海沿いの棟。その入口は現在の川崎重工業(株)東京本社の入口付近にあった。

パトカーで到着した辛切警部に、ハード組は犯人を引き渡す。
辛切警部は犯人が魔天郎ではないかと疑うが、本物の魔天郎は警官(演・藤堂貴也)になって辛切警部に同行していた。逃走する魔天郎をハード組が追う。

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俯瞰のカットは住宅地図①からの撮影。すでに埋め立て工事が始まっているのが確認できる。
地上のカットはすべて①と隣接する赤いシャッターの倉庫前で撮られているが、海岸線の変化より、同じ位置で撮影するとご覧のような画像になってしまう。赤いシャッターだった場所に現在あるのはフランス料理店の『ツキ シュールラメール』。
辛切警部が犯人の首元に手をかける3つ目の映像は、竹芝ふ頭・新東京丸のりば付近からと店舗の敷地内からの2点の対比画像を掲載した。映像のカメラ位置は、恐らく敷地内の方が近いだろう。

ハード組は魔天郎を追いつめる。しかし、魔天郎はビルの屋上へとジャンプした。

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魔天郎とハード組が走るのは住宅地図で“1号倉庫”と表記されている建物の東側。前述の川崎重工業の前で、建物と線路の間を通っている。線路は東京都港湾局専用線・芝浦線(芝浦貨物線)のもの。芝浦線は1985年3月に廃止されたので、この回は約2年後に撮影されたことになる。
芝浦線の軌道は、東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)にそのまま転用されている。2つ目の画像で左側に見えるのが、ゆりかもめの竹芝駅である。
ハード組と魔天郎が対峙するのは住宅地図①と隣の倉庫の前。直前まで辛切警部がいたところだが、劇中では別の場所と設定されている。とはいえ、赤いシャッターの倉庫やハード組の背後の建物などから、ひと目で同一地点だとわかる。撮影場所の制約ゆえにやむを得ないが、少々残念。

濡れ衣を晴らしてくれたヤスコに、魔天郎は無数のバラの花をプレゼントする。
舞い降りてきたバラを拾ったヤスコたちは、熱気球に乗って飛び去る魔天郎を笑顔で見送るのだった。

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ヤスコたちの背後、東京湾を挟んだ対岸には、晴海ふ頭公園や豊洲市場となる前の東京ガス(株)豊洲工場のガスタンクなどが映っている。
このラストシーンは、映像と同じ位置で撮ると本当に味気ない画像になってしまうため、小型船発着所の展望デッキから撮った1枚を添えておく。
最後に掲載したのは国土地理院の空中写真。「覇悪怒組」直前の1984年と2017年で海岸線がどれくらい変わったかをご確認いただきたい。インターコンチネンタル東京ベイの敷地などは、30年前はすべて海だったとわかる。

なお、竹芝ふ頭は第41話『ママは名探偵!?』でもロケ地として使用されており、そちらではより立体的・重層的な撮影が試みられている。ともに1987年の東京湾岸を記録した貴重な資料といえるだろう。

【雑記】
この回のロケ地を訪ねるには、日比谷公園→三栄町→地福寺→青山一番街→板橋区徳丸→重機置き場跡→甘味処跡→西落合&江古田→八坂神社→竹芝ふ頭と、都内と近郊各所を巡る必要があります。また、30年前とほとんど変わりない場所とそうでない場所が混在しています。その意味で、当ブログにとってはまさに最適のテキストでした。
ストーリー面では、それまで敵対していたハード組と魔天郎が初めて共闘したこともあり、さわやかで清々しい結末となっています。当時、ビデオ録画を繰り返し視聴していた筆者にとっては、“1987年の早春の記憶”として非常に印象に残っているエピソードです。
(文中敬称略。撮影:2018年10月&12月)

「おもいっきり探偵団 覇悪怒組」ロケ地は、 ロケ地まち案内 主宰のモリリンさんと共同で検証・特定作業を行なっています。改めまして、お礼申し上げます。

おもいっきり探偵団 覇悪怒組 第9話『宿敵!辛切警部現わる』 ACT2

トレンチコートの怪しい男に尾行されていると気づいたヤスコは走り、逃げる。

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いずれも板橋区徳丸5丁目と3丁目の路地。前谷津川緑道のそば。
2カット目の映像は隣接する建物の2階からの撮影で再現が不可能なので、アングルの異なる同地点の画像3点を掲載した。
最後の映像では画面手前に重機が映っているが、これが非常に効果的。次のシーンへのつながりが非常にスムーズになっている。この1カットのために重機を用意したとは考えにくく、恐らく現地で作業中だったものを小道具風に利用したのだろう。

ヤスコは重機置き場に隠れるが、男に発見されてしまう。
その男、実は警視庁捜査二課の自称“名刑事と誉れ高い”辛切警部(演・三角八朗)だった。

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板橋区三園2丁目から和光市白子4丁目にまたがる地区にかつて存在した重機置き場。住宅地図では年度によって表記がまちまちなのだが、平和機工(株)と笹目重機工業(株)の所有地だったようである。
最初の映像はカメラが高い位置にあることから、ロケバス等の屋根の上か、あるいは県道88号線を挟んだホンダHISCO関東城北工場(当時)から撮ったのかもしれない。
2カット目は、敷地内の施設の屋根の上で撮影されたと推測される。3カット目で辛切警部が立っているのがそれ。比較画像は施設があった位置よりも少し東寄りから撮っている。
参考用に、現在の周辺地域を捉えた画像2点も掲載しておく。白子川を挟んで左側の住宅街が重機置き場だった場所。右は東都城北タクシー(株)三園営業所(当時は東都自動車交通・西高島平営業所)。映像の右奥に見える三角形の屋根の施設は、東京都水道局三園浄水場。現在も同様の施設が同じ位置に存在するが、屋根は取り替えられたか、あるいは建物自体が建て替えられたと思われる。
最後の映像の後方には、白子川の護岸と前述の東都城北タクシーの車庫が映っている。比較画像は若干広めの画角にしてみた。

この重機置き場は「覇悪怒組」以降、アクションシーンを中心にたびたび使用される。中でも印象的なのは、「うたう!大龍宮城」第26話のクライマックスとエンディングではないだろうか。
なお、この一帯は不思議コメディーシリーズ終了後まもなく宅地化が始まり、1990年代の後半にはマンションや住宅が建ち並ぶ区画となって現在に至っている。

辛切警部はヤスコにあんみつをごちそうし、魔天郎に関する情報を得ようとする。
青山の宝石強盗は魔天郎の仕業だと主張する辛切警部にヤスコは憤慨し、「魔天郎の犯罪は芸術で、魔天郎は犯罪の美学を追求している」と言い放って席を立つ。

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あんみつ屋として使われたのは練馬区東大泉2丁目にあった鶴喜。東映東京撮影所からは至近距離で、「どきんちょ!ネムリン」「勝手に!カミタマン」でも甘味処として出てくる。当時の住宅地図では、“そば鶴喜”または“そば処鶴喜”と表記されている。
ここはかなり以前に閉店したようで、その後は会計事務所として利用されていた。2014年には建物も取り壊され、現在は周辺一帯の工事に伴いご覧のような状態。参考までにストリートビューの2009年の画像も掲載しておく。

ヤスコは「ハード組の手で犯人を捕まえよう」と提案するが、ヒロシたちの賛同は得られない。怒ったヤスコはひとり帰宅する。
自宅に戻ったヤスコは、盗まれた宝石が通学カバンの中に入っているのに気づき驚く。さらに部屋のクローゼットには、昨日の夕方出会ったトレンチコートにサングラスの男が潜んでいた。
この男こそが強盗犯で、ヤスコとぶつかった時にカバンに素早く宝石を入れて逃走した。そして、奪い返すためにやって来たのだった。

ヤスコは宝石の袋を手に取ると家を飛び出した。強盗犯はヤスコを追う。

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新宿区西落合3丁目。川崎ミシン商会とマンション・ルーク哲学堂の間にある細い路地。
「覇悪怒組」当時、ルーク哲学堂の場所には哲学堂フードセンターがあった。映像に映っている魚屋の木箱は、その店舗のものと思われる。左側に現存する建物の壁面の欠落部分が、30数年前と現在とでピタリと一致している点にもご注目いただきたい。

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続くカットはどちらも中野区江古田1丁目での撮影。前述の西落合3丁目から歩いて3~4分の場所。
最初の井戸ポンプは、当時あった木が伐採され電柱も施設されているため、映像と画像の角度は若干異なる。この敷地の隅には井戸の痕跡が確認できる。ちなみに第35話『水飲み男』でサトルたちが調べる井戸ポンプがあったのは、ここから数メートル先の位置。
強盗犯を阻むフェンスは東京都水道局野方寮1号棟のもの。ヤスコはその敷地内に入った、という位置関係になる。敷地内には立ち入れないので、画像は現在あるフェンスの前から撮影している。
男の背後の建物は蓮華寺。直前に挿入される白い壁と足が映る短いカットは、蓮華寺前の道で撮られたと推測される。画像中央の下にある蓮華寺の門の前に立てば、 第1話のサブタイトルカット が撮影できる。

この2カットの場所は ・3・{はにゅロケ さんにご教示いただきました。改めまして、お礼申し上げます。ありがとうございました。

なんとか逃げ切ったヤスコだったが、そこに辛切警部が現われる。
宝石の袋に気づいた辛切警部はヤスコが犯人だと断定し、逮捕しようとする。だがその時、魔天郎が出現した。事件の黒幕は魔天郎と睨んでいた辛切警部は、逮捕しようと躍起になる。

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練馬区大泉町1丁目、八坂神社に隣接する中里の富士塚。3カット目の対比画像は木々の様子がわかるよう、少し広めの画角にしてある。
不思議コメディーシリーズでは何度か出てくる場所で、特に「バッテンロボ丸」の“バズカンが時報を鳴らす山”としての使用が印象深い。頂上まで歩いてみると案外足場が狭くて悪く、あのスーツを着て(あるいは担いで)よく登ったものだと感心させられる。

この項、ACT3につづく。
(文中敬称略。撮影:2018年9月&10月&11月&12月)

「おもいっきり探偵団 覇悪怒組」ロケ地は、 ロケ地まち案内 主宰のモリリンさんと共同で検証・特定作業を行なっています。改めまして、お礼申し上げます。

おもいっきり探偵団 覇悪怒組 第9話『宿敵!辛切警部現わる』 ACT1

「おもいっきり探偵団 覇悪怒組」第9話『宿敵!辛切警部現わる』(脚本:浦沢義雄 監督:坂本太郎)は、1987年3月8日に放映された。名バイプレイヤーの故・三角八朗演じる準レギュラー、辛切警部の初登場回である。

ある日の放課後、ヤスコ(演・上野めぐみ)は落合先生(演・秋野太作)とともに公園を訪れる。落合先生の品のない行為に幻滅したヤスコは、魔天郎(演・春田純一)との公園デートを夢想する。

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日比谷公園。上の映像は第一花壇の北側で撮影されている。花屋は公園内にある日比谷花壇で、店舗は建て替えられ、売り場の位置も変わっている。日比谷花壇の後方に見えるのは帝国ホテル。

落合先生は「チューリップの花が食べられることを教える」と言うと、花屋のチューリップにマヨネーズをかけて食べ始めるが……激怒した店員(演・山本緑)に頭から水を浴びせられ、あわてて逃げる。

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日比谷花壇から公園の日比谷門前での撮影。現在の日比谷花壇の全景の画像を掲載した。このシーンにおける秋野太作の芝居、特に表情は絶品。

帰り道。ヤスコはいきなり道に飛び出してきた男(演・中屋敷鉄也)に突き飛ばされ、倒れる。
トレンチコートにサングラスのその男は、謝りもせず走り去る。その直後、近くにパトカーが停車し、警官たちが出てきた。

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新宿区三栄町にある三栄公園の前。画像1枚目と2枚目は周囲の様子もわかるよう、若干広めの画角にしてみた。この一帯は電線が地下に埋設されたため、「覇悪怒組」撮影当時と比べるとずいぶんすっきりした印象がある。
なお、ここは不思議コメディーシリーズのロケ地としては非常に珍しい場所。使用されたのは、恐らくこの回一度だけ。三栄公園の案内板が映像に映るため場所の特定は容易なのだが、なぜここが選ばれたのかがわからない。俳優のスケジュールか、あるいは車両(パトカー)の関係ではないかと思われるが、今のところ理由は不明。

ヤスコは竹林寺にあるハード組の秘密基地へと急ぐ。

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竹林寺は和光市白子2丁目の地福寺。秘密基地の入口前にある延命地蔵は今も健在。

秘密基地では、テレビのニュースが「青山の宝石店で強盗事件があった」と告げていた。犯人の人相や行方はまだわかっていないという。

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ニュース映像。「青山の高級宝石店」があったのは港区北青山1丁目、青山一番街。
宝石店はエンディングでクレジットされる“プリンセスパール”と推測しているが、具体的な場所は未特定。当時、青山一番街とその周辺に同店の店舗は見当たらず、筆者が掴んでいるプリンセスパールの所在地も別の場所。ただし、その場所は恐らく店舗ではなく事務所等だったと思われる。このカットは引き続き調査したい。

翌日の放課後。ヤスコは純子先生(演・丹保みのり=原田采知)と帰宅しながら、前日の宝石事件について話す。ヤスコは「魔天郎にしては乱暴すぎる」と指摘し、純子先生は「魔天郎様は犯罪の美学を追求している」と語る。

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通学路はおなじみの前谷津川緑道。板橋区徳丸6丁目。
最初の映像、ヤスコと純子先生が歩いているのは画像1枚目の中央付近。ふたりの後方に映っている建物は、画像2枚目でわかるように大半が現存している。

純子先生と別れてひとりになったヤスコの背後に、トレンチコートの男が現われる。男はヤスコを尾行し、ヤスコも男に気づいた。

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これも板橋区徳丸6丁目、前谷津川緑道付近。
映像では、純子先生と別れたヤスコはボックスカルバートの中へ入っていき、その背後に男が現われ尾行する……という流れだが、実際にヤスコが歩いているのはボックスカルバートの手前で右折した先。つまり、ヤスコは別れたはずの純子先生の後を追っている、という位置関係になる。

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日比谷公園。映像の撮影位置はすべて特定できたのですが、画像の撮影にとにかく手間取りました。
訪れた時間帯が完全に逆光のタイミングだったり、翌日のイベント準備の車両に視界をふさがれたり、整備の都合で入りたい通路が立ち入り禁止だったり、対比写真はベンチで眠っている方(の足)で画像の大半が占められてしまったり、30分を予定していた撮影時間が電車の遅れで半分になったり……と、アクシデントや困難続きの鬼門のような場所。実は今回の撮影のために四度足を運んでいます。にもかかわらず、ご覧のように掲載画像は不完全なものばかり(と、言い訳)。
ここは「じゃあまん探偵団 魔隣組」の取材・検証時に、もう一度きちんと撮影したいと考えています。

この項、ACT2につづく。
(文中敬称略。撮影:2017年5月&2018年10月&11月&12月)

「おもいっきり探偵団 覇悪怒組」のロケ地は、 ロケ地まち案内 主宰のモリリンさんと共同で検証・特定作業を行なっています。改めまして、お礼申し上げます。

おもいっきり探偵団 覇悪怒組 第2話『ぼくらの秘密基地』 ACT3

竹林寺の地下に秘密基地を作るため、ヒロシたちは行動を開始する。

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店のフォークやスプーンを持ち出すサトル。練馬区役所裏にあったレストラン蔵の店内。

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ススムはファミコンを持参する。板橋区内、ススムの家として使用されているロケセットの前の道。

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ヒロシとタケオは粗大ごみ置き場から、まだ使えそうな電気製品をいただいていく。
中野区上高田4丁目、妙正寺川沿いの一角。上の映像で遠景に見えているのは水車橋。また、粗大ごみ置き場に接するフェンスの右側にあるのは、かつて存在した上高田四丁目公園。下の映像、ヒロシの後方に見える建物は五階建ての旧都営上高田アパート。この一帯は後に区画整理が行なわれ、公園はなくなって上高田アパートも取り壊された。跡地はひとつの区画とされ、下の画像に写っている都営上高田四丁目アパート3号棟が建てられた。
なお、「忍者キャプター」第17話でも、ほぼ同じ場所がロケ地として使用されている。その映像が、この地の特定の手がかりとなった。「キャプター」第17話は モリリンさんのブログ で詳しく取り上げられているので、併せてご参照いただきたい。

秘密基地は完成し、5人(+シンスケ)のチーム名も“おもいっきり探偵団ハード組”と決まった。ヒロシたちは意気揚々と竹林寺の石段を駆け降りる。だがそこへ、魔天郎が現われた。魔天郎はヒロシにパソコン(キーボード)を返して走り去る。ハード組は自転車で追跡する。

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板橋区徳丸3丁目、板橋区立昆虫公園の隣にある階段。つい最近改修工事が行なわれ、手すりも取り替えられた。
改修前の画像は2017年5月、改修後は2018年3月に撮影したもの。

魔天郎を追いつめるハード組。しかし、魔天郎は気球に飛び乗ると、悠然と去っていくのだった……。

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板橋区高島平9丁目。都営三田線西台駅の北側で、 「ロボット8ちゃん」第1話 でも使用された場所。
この画像はマンホールを写して雰囲気を合わせただけで、映像の撮影位置とは合致していない。雰囲気のみ味わっていただければ。

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下の映像、右側のマンションはハイラーク高島平。ここも「8ちゃん」第1話に映っている。

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ラストカットに映る二棟の建物は、都営西台アパート7号棟と8号棟。
ハード組の俯瞰とラストカットは、数年前までこの場所にあった東京都交通局志村寮4号棟の屋上、または側面の階段から撮影されたと思われる。志村寮4号棟の取り壊し直前の貴重な画像が、 モリリンさんのブログ で紹介されているので、ぜひご覧いただきたい。
映像をよく見ると、ハード組が停止した位置と魔天郎を見送る位置が変わっているとわかる。また、空を見上げたハード組の目線の先にアパートは存在しない。映像のマジック、編集の妙を堪能できるシーンである。

「8ちゃん」第2話と第3話、「覇悪怒組」第1話と第2話を手がけ、不思議コメディーシリーズの全作品を演出したただひとりの監督、佐伯孚治氏は本年1月に逝去されました。謹んで哀悼の意を表します。
(撮影:2017年5月&2018年3月)

「おもいっきり探偵団 覇悪怒組」のロケ地は、 ロケ地まち案内 主宰のモリリンさんと共同で検証・特定作業を行なっています。本項の執筆に際しては、モリリンさんのブログ記事に依るところが大きく、他にも多大なお力添えをいただきました。改めまして、お礼申し上げます。