FC2ブログ

不思議コメディーと東京の風景

おもいっきり探偵団 覇悪怒組 第1話『怪人魔天郎現わる!』 ACT3

“変態男で誘拐犯”は、何と新学期から新たにヒロシたちの担任となる落合先生だった。

H01-16.jpg H01-16N.jpg
竹早小学校。ACT2で触れた通り、新宿区内の小学校。映像は敷地内で撮影されている。

ヒロシ、サトル、ススム、タケオは音楽の授業中に純子先生(演・丹保みのり=原田采知)のスカートを覗き、落合先生に怒られる。頭にきたヒロシたちは、「度肝を抜くようなデッカいこと」をやってやろうと考える。

H01-17a.jpg H01-17aN.jpgH01-17b.jpgH01-17bN.jpg
ヒロシは得意のパソコンでデザインした架空の怪人“魔天郎”を主人公にしたビデオを録り、視聴覚授業で放送しようと企む。
洋漢和尚が住職を務めるお寺、竹林寺は和光市白子2丁目にある地福寺。この回の映像には映らないが、小高い丘の上にあり、前半パートでヒロシたちと洋漢が坂道で合流するのは整合性が取れている。

H01-18b.jpg H01-18bN.jpg
H01-18c.jpg H01-18cN.jpg
視聴覚授業を乗っ取るには、放送部のヤスコの協力が必要だ。ヒロシはヤスコに頼み込むが、ヤスコは拒む。ヤスコの弟のシンスケがヒロシに協力し、ヤスコも渋々力を貸すことに。
ヤスコの自宅は産婦人科という設定。詳細は控える。

ヒロシたちが作った「怪人魔天郎」のビデオは、シンスケがおしっこをするハプニングなどもあり、子どもたちを大爆笑の渦に包み込む。ヒロシの作戦は大成功に終わる。

H01-19a.jpg H01-19aN.jpg
ビデオ(といいつつフィルム作品)は、新宿区西落合2丁目の西落合公園とその周辺で撮影されている。
アバンタイトル部分は西落合公園の東側、妙正寺川沿いにあった階段。ススムの扮する魔天郎は、北原橋側から無名橋の方角へ走っている。現在では画像のようにスロープになっている。

H01-19b1.jpg H01-19b1N.jpgH01-19b2.jpgH01-19b2N.jpgH01-19c.jpgH01-19cN.jpgH01-19d.jpgH01-19dN.jpgH01-19e.jpgH01-19eN.jpgH01-19f.jpgH01-19fN.jpg
ヒロシのもとに駆けてくるヤスコ。公園の西側、遊具のある一帯。二枚目の画像のブランコと鉄棒は、当時のまま。
ススムがシンスケを抱えて無名橋を走り抜けるカットを挟み、以降の舞台は公園の東側となる。シンスケがおしっこをする階段脇には、現在では高さのあるスロープが設置されている。

ビデオの一件で教頭先生(演・中島葵)はカンカンになり、ヒロシたちはこっぴどく叱られる。

H01-20a.jpg H01-20aN.jpgH01-20b.jpgH01-20bN.jpgH01-20c.jpgH01-20cN.jpg
「退学になったらどうしよう?」と泣くヤスコを、ヒロシが励ます。感極まったヤスコは、「ヒロシ、好きよ!」と思わず叫ぶ。
当人たちにとっては深刻なものの、どこかおかしさを感じさせる下校シーン。板橋区徳丸5丁目の前谷津川緑道、徳石公園側で撮影されている。
このボックスカルバートは、不思議コメディーシリーズではおなじみのロケ地。「覇悪怒組」でも、通学路として全クールで使われている。「TVオバケ てれもんじゃ」や「勝手に!カミタマン」では、近隣地区がロケ地としてたびたび使用されている。

サトルたちを伴って帰宅したヒロシに、ヒロシの母から「教頭先生の怒りは解けた」という落合先生の伝言が届く。喜ぶヒロシたち。
ところが、なぜかヒロシの大事なパソコン(のキーボード)がなくなっていた。訝るヒロシたちの前に、本物の魔天郎(演・春田純一)が現われる。
ヒロシのパソコンを盗んだのは魔天郎だった。「私の挑戦を受けてみたまえ!」と言い残し、魔天郎は月夜に消える。ヒロシたちは茫然と見送るのだった……。

H01-21a.jpg H01-21b.jpg 
ラストカットは東映大泉撮影所内と思われる。正確な位置は未解明。

【付記・その1】
「覇悪怒組」全50話において、竹早小は合計八つの学校がロケ地として使われている。そのうち複数回登場するのは二校のみ。この回の小学校と第2クール中盤からの小学校だけである。
本項で取り上げた小学校は第1クールで6回、第2クールで1回の合計7回使用されている。第2クールは1カットのライブフィルムなので、厳密には第1クール6回のみということになる。
番組前半のシンボルである野方配水塔との位置関係や、校内を効果的に利用したエピソード(第6話『透明人間』など)から、この小学校の印象は強い。竹早小といえばここ、と記憶されている方も多いと思う。

【付記・その2】
不思議コメディーシリーズでは、各作品とも毎回のように公園のシーンが盛り込まれている。定番で使われる公園(筆者は“メイン公園”と呼んでいる)は作品ごとに異なり、「覇悪怒組」前半では西落合公園が該当する。ただし、登場回数はそれほど多くはない。
西落合公園の使用状況を監督別にカウントすると、興味深い傾向が見えてくる。第1話を担当した佐伯孚治監督がよく使っている一方で、最多登板の坂本太郎監督回ではまったく出てこない。実は坂本監督回では、第1話のロケ地である野方配水塔近隣での撮影がほとんどなく、佐伯監督回とは好対照をなしている。
佐伯監督は、第3クールをもって「覇悪怒組」のローテーションから離脱する。恐らく次回作「じゃあまん探偵団 魔隣組」の準備のためだろうが、同時に西落合公園の使用も打ち切られる。最終の第4クールでは、この公園はまったく出てこない。その意味で、ここは“佐伯監督の「覇悪怒組」”を象徴するロケ地といえるのではないだろうか。

H01西落合公園 H01西落合公園201804
西落合公園。改修によってずいぶん雰囲気は変わりましたが、周辺地域には今も昭和の面影が残っています。最後の画像は2018年4月の撮影。更地だった隣接地の工事が始まったようです。

次回は第2話『ぼくらの秘密基地』を取り上げます。
(文中敬称略。撮影:2017年7月、2018年3月&4月)

「おもいっきり探偵団 覇悪怒組」のロケ地は、 ロケ地まち案内 主宰のモリリンさんと共同で検証・特定作業を行っています。改めまして、お礼申し上げます。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://fushigitokyo.blog.fc2.com/tb.php/13-bf129588
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)