FC2ブログ

不思議コメディーと東京の風景

ロボット8ちゃん 第2話『とんでもはっぷん テニスは怖い』 ACT2

ここからは後半パート。


A02-05a.jpg

A02-05aN.jpg A02-05aN2.jpg

「8ちゃんを返せ!」と、シュプレヒコールをあげるタケルたち。

板橋区東坂下、蓮根川と新河岸川の合流点付近を捉えた映像。左の画像は新河岸橋の板橋側のたもとから撮ったもので、階段のあたりが合流点となる。

蓮根川は大部分が暗渠となっているが、その工事は1970年代後半から80年代の初めにかけて行われた。タケルたちが立っているのは、工事用の施設・機材の上と思われる。これは蓮根川の歴史を考察する上で、価値ある映像ではないだろうか?

映像で新河岸川の向こうに見えるタンク群は、日本石油板橋油槽所。現在はカー用品を扱うカレッツァ板橋店となっている。左の画像の中央に見える長後さくら橋のたもとで撮影したのが、右の画像。タケルたちのいる場所からは、川の上流方向へ100メートルほど進んだ位置となる。


A02-05c.jpg A02-05cN.jpg

タケルたちは8ちゃんの身を案じつつ、コウジの境遇も憂う。

タケルの背後に広がるのは、東京都下水道局用地。現在は画像のような状態で、かつての空地はさながら原生林に変貌している。


A02-07a.jpg A02-07aN.jpg

コウジはコウジの母に雇われたテレコミーのもと、半ば監禁状態で勉強させられていた。コウジの母のねん挫は実は嘘で、8ちゃんに罪を着せるための罠であった。

北区赤羽北にある都営赤羽北三丁目アパート4号棟。その最上階の角にコウジの家がある、という設定。アパート周辺の樹木の成長が著しい。


ロボット裁判が始まり、かなりいいかげんな審理の結果、8ちゃんの有罪と死刑が確定する。


A02-09a.jpg A02-09aN.jpg

A02-09b.jpg A02-09bN.jpg

8ちゃんはトラックで裁判所から護送され、バラバラマンが後を追う。

上下とも、北区と板橋区を結ぶ新河岸橋の上で撮った画像。上は北区浮間方面を望む。下は板橋区の志村新河岸橋交差点付近。タケルたちがシュプレヒコールをあげた場所のすぐ近くである。


コウジは8ちゃんのことが気になり、こっそりベランダから抜け出そうとしていた。そこへ、8ちゃんを乗せたトラックが通りかかる。


A02-07d.jpg A02-07dN.jpg

A02-07f.jpg A02-07fN.jpg

バラバラマンはトラックを止め、自らの手で8ちゃんをバラバラにしようとする。それを見てほくそ笑むコウジの母。駆けつけた大海たちはバラバラマンを制そうとするが、コウジの母に阻まれる。

ここは赤羽2丁目方面を望む丘の上。都営赤羽北三丁目アパート4号棟と5号棟の裏手にあたる。


A02-07i.jpg A02-07iN.jpg

8ちゃんたちに気づいたコウジが、ベランダから落ちそうになる。大海はコウジの母に急かされてジャンプするものの、助けるのはとても無理。

緊迫感あふれる中、朝比奈尚行のコミカルな演技が光る。フェンスの向こうの建物は、UR赤羽北二丁目団地。


A02-07j.jpg A02-07jN.jpg

コウジの叫びで8ちゃんのレスキュー回路が起動、ヘリチョンボと合体した8ちゃんが間一髪でコウジを救う。固唾を呑んで見守っていた人々は喜び、手を叩く。

第2話の撮影は、1981年の夏の終わりに行われたと推測される。映像に映っている人々のうち、出演者と同じ長袖姿の面々はいわゆる“内トラ”で、半袖姿の方は現場に居合わせた近隣の子どもたちではないだろうか。そう思って観ると、いかにも素人っぽい仕種と表情が微笑ましく感じられる。


A02-07l.jpg A02-07lN.jpg

A02-07m.jpg A02-07mN.jpg

コウジを抱き締めて喜び、8ちゃんに感謝するコウジの母。バラバラマンも思わず拍手しようとするが、慌ててやめる。

上はアパート敷地内の草むらで、現在は駐輪場となっている一画。下のカットの斎藤晴彦の表情と演技は絶品。ぜひ映像で確かめていただきたい。


A02-07r.jpg A02-07rN.jpg

ロボット取締法第13条「人命を救助したロボットは死刑にすることはできない」という規定にもとづき、裁判官に電話するバラバラマン。テレコミーの後方で手持ち無沙汰にしているエバポリスの姿が、妙に面白い。

バラバラマンとテレコミーの背後に見えるのは、都営赤羽北三丁目アパート2号棟。樹木と光の加減で画像ではわかりづらいが、変わらず現存している。

(都営赤羽北三丁目アパートは、ロケ地まち案内 主宰のモリリン様に教えていただきました。ありがとうございました)


A02-10.jpg A02-10N.jpg

タケルたちとユメコによる8ちゃんの胴上げで、物語は終わる。

ファーストカットと同じ港区芝浦、その夕景。映像の中央で建設中の建物は、沖電気工業ビル。


【解題・その2】

第1話で正体不明のロボットとして現われた8ちゃんが、人間=大人に信頼され、コミュニティに溶け込むまでを描いたのがこの第2話。若干ご都合主義で荒い展開ではあるが、演者たちの達者な芝居もあり、楽しく観られる一編に仕上がっている。

「8ちゃん」の序盤は、第1話でタケルとユメコ、この第2話でかすみ、次の第3話で大海がフィーチャーされ、それぞれ“8ちゃん登場”、“8ちゃんのピンチと活躍”、“春野ロボット修理店の危機”と、人物と事件がきれいに振り分けられている。当時のプロットやシナリオの発注状況は不明だが、明らかに3本1セットで考えられており、巧みなシリーズ構成と言える。


【付記】

第2話では、後半パートで出てくるロボット裁判所のロケ地が不明です。いくつかの物証から、北区か板橋区のどこかではないかと推測していますが、特定できていません。ご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示ください。


次回は「8ちゃん」第3話『僕は悪い子 怪ロボット』を取り上げます。

(文中敬称略。撮影:2017年8月&11月)


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://fushigitokyo.blog.fc2.com/tb.php/6-fcf64b7c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)